Vol.3【 包丁なのに「紙」? 】後編
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「アオニ」が「青二(青紙二号)」という鋼材の名前だったというお話を前回いたしました。今回は具体的な鋼材の説明をいたします。
■「硬さ」と「粘り」、どちらを選ぶか
白紙は炭素と鉄を主体とした、シンプルな鋼だそうです。切れ味が鋭く、研ぎやすいのが特徴。白紙に硬くて重いレアメタルであるタングステンや銀白色の光沢、優れた硬度、そして錆びや腐食に強いクロムを加えたものが青紙です。硬さと粘りが増し、切れ味が長持ちしやすいとか。
包丁一年生の私にはまだちょっと難しい話ですが、「白紙は研ぎやすいぶん、腕の見せどころがある」「青紙は手入れが少し楽」という感覚で、職人さんや料理人さんの好みで選ばれているようです。
■数字の「一号」「二号」って何?
青紙にも白紙にも、一号・二号という種類があります。炭素の含有量の違いで、一号のほうが炭素が多く、より硬くて切れ味が鋭い。二号はバランスがよく、扱いやすさで選ばれることが多いそうです。
奥が深すぎる…。職場で「青紙二号です」という言葉を聞くたびに、少しだけ風景が変わって見えるようになったような。でも頭のすみっこで「パーマン」や「仮面ライダー」が浮かんでしまいます。刃に刻まれている「青二」「白一」という文字を眺めながら「まだまだ自覚が足りんなあ~」と思う今日この頃です。



