top of page
back_washi01.jpg

徳蔵刃物

Blog

Vol.6【 台所が撮影現場になった日 】後編

9月4日
読了時間: 2分

私の友人・高橋さん夫妻の台所での撮影本番のお話に参ります。 撮影のお約束をしていた時刻に伺うと、まゆみさんは準備万端でした!夕飯時なので撮影スケジュールの最後にしていたのですが、着くなり「お腹、空いちゅうろう?」と、いろいろ勧めてくれるのです。でも、まずは撮影を済ませたい私たち(笑)。なんとか自然な雰囲気でまゆみさんを撮影モードに促して、まずは流しで包丁を使うシーンから撮影しました。シーンを作り込まず、ほぼそのままで画角だけに気を配る程度で撮影したので、あっという間にOKとなりました。下からあおっての撮影でヨガ状態でがんばってくださったカメラマンさんに感謝です。

■いつもの食卓と、夫婦の年輪

次はご主人のしんこうさんも加わって食卓の撮影です。作ったお料理を気持ちを込めて手渡しするシーン。トップの写真の「ゴール」です。仲良し夫婦なので息もピッタリ。逆にいろいろ提案もしてくれて、お願いごとをしたのはこちらなのに恐縮してしまいました。いつもの食卓と夫婦の年輪を重ねた手。作られたシーンではなく、普段通りなんだろうなあとほっこりしながら、頭の片隅で「私もダンナさんにちゃんとご飯作らなきゃあなあ」とちょっと反省。

撮影後、「みんなの分を作っちゅうき、一緒に食べよう!」とまゆみさんが誘ってくださり、夕飯をご一緒させていただくことになりました。「これは〇〇さんからもらった」「これは地元の野菜」など、一つひとつ説明を受けながらごちそうに預かりました。しかも、物部川漁協の松浦さんから提供していただいた鮎も焼いてくれました。実は、松浦さんを紹介してくださったのもまゆみさん。「どう?鮎、美味しいろう?」と、まるで自分のことのように嬉しそうに話していると思ったら、「なんでもスピードスピードの時代で、じっくり食べ物に向き合って、感謝して食べることを忘れがちでしょう。そんなのはダメだと思う。」と、哲学的なことも語ってくれます。それがまゆみさん。台所に立って、包丁で食材と向き合って、食卓に並べて家族と団欒の時間を過ごす。まゆみさんはずっとそれを当たり前にやってきた人です。「使う人と包丁に寄り添う」というテーマを、まゆみさんの台所が体現していました。まゆみさん、しんこうさん、ありがとうございました。

妻から夫へ。食のリレーのゴールです。

bottom of page